2013年02月10日

お仕事の絵です。

別册文藝春秋『ナイルパーチの女子会』柚木麻子さん著の扉絵を描きました。
30代女子のドロドロした人間関係を描いたこの小説がとても面白くて、とても好きな文章なのでドキドキしながらすっかり一読者になり読んでいます。
どんな年代でも人間関係は難しくて、自分では当たり前の距離感が相手にとってはズカズカと入ってくると感じたり、誤解を解こうと言葉を重ねれば重ねる程相手が離れていったり、そういう事は女性はきっと誰にでもある話なので『女子あるある』的なお話でもあります。

そして私の好きな少しホラー的文章、
「昭和生まれの掃除機はまるで、大きな鳥の遺骸のようだと思う」
「黒いコードがひゅるひゅると吸い込まれる様も飛び出した腸が戻っていくみたいでグロテスクだ」
「茶こしの中のあられが水死体のごとくふくれあがっていた」

という表現が、不吉な予感で胸が高まり、怖いもの見たさのワクワク感でページをめくります。

2回目の絵
niru2.jpg


3回目の絵
niru3.jpg

(1回目の絵はこちらです)

これからおこる不吉な予感が少しでも感じられたらと思い描きました。
文章を絵にするのは本当に面白いです。
小説を読むのって私にとっては、脳内に映画上映している感覚です。
なので映画のポスターを想像します。
作家さんだったらどんなポスターが良いだろうと想像しながら描きました。
正解はないけれど、もっと素敵な絵が描けるようになりたいです。

小説は益々ひっくり返る程面白くなってきましたのでご興味がある方は是非お手にとり読んでみて下さい。




posted by kyoko at 03:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする