2012年06月25日

最近の事

最近といってももう1ヶ月前の事ですが、
「ル・アーブルの靴磨き」を見ました。
大好きなアキ・カウリスマキ監督はいつも優しさと愛で包んでくれる。
だから私もその優しさに心をひたひたにつけ込みたくて映画館に心弾ませながら行きました。
行ったのは映画館だけど、私の心は既にフランスのル・アーブルに住んでいて、靴磨きの主人公マルセルに靴を磨いてもらい、暇さえあればマルセルがいつも行くお店に私もふらりと出向き、一緒にワインを呑み、そしてマルセルの手助けをするんだ。
映画の物語が進むと同時に私の妄想も進み、仮想を通り越して映画館の中にル・アーブルの海の匂いが漂ってくるくらいその世界にとっぷりとつかりました。
その世界に入りながら、時が止まって欲しい、映画が終わって欲しくないよと願っても必ず終わりがきてスクリーンが暗くなり、館内が明るくなった時はなんだかとても寂しくて、嫌だよ、ここから動きたくないよってそんな風に久しぶりに思った映画でした。
今でもたまにあの時感じた海の匂いを思い出し、何度も何度も映画のシーンを思い出し、少ない台詞は本当の言葉となって胸に留まり、町も人も小物も色も全てが愛しくて、宝物がつまったような映画。
映画は終わったけど私の中で恋は始まりました。
posted by kyoko at 20:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする