2014年04月14日

ビオラちゃんは勝手に咲くけど電車は止まる

胸に造花をつけたスーツ姿の女性と少しサイズが大きい学生服を着た人々が何かのプリントを読みながら歩いています。
入学式のこの時期桜並木の下でよく見る光景。
桜の花びらが渦を巻いてクルクル回っています。
子供達は道路に落ちた沢山の桜の花びらを手ですくい友達どうし頭から花びらをかけ合って笑っています。
私はそんな桜の渦をひらりひらりと上手い事交わしながら全速で自転車を漕ぎます。
能天気に染まったピンクの道路、確かにそれはとても奇麗だなって思うけど、この季節はもの凄く気分が落ちるのよ。
それを知っているからこんな光景から視線を外し、私の向かうべき場所に連れて行ってくれる電車に乗ります。
だけどここ最近の電車ときたら人身事故で何度も止まってばかりで、私の中の統計では桜の咲く時期には電車がやけに止まるという方式が出来てしまっております。
もう直にでも進みたいというのに思い通りに行かず何だかそれは今の自分のようです。
特にこの季節停滞している自分がもの凄く気になり嫌になる。
なんで嫌になるかって言うと、私自身がどんどん淀んで光り輝く事なんてこの先無い事が嫌という程分かっているから、新しい学生服着た人や、新入社員らしき人たちのキラキラ具合を見ていると自分とその人たちのコントラストがさらにさらにはっきりとしてもう本当に何だか分からないけどとっても焦ってしまうのです。
進みたいのに電車は止まる。
人身事故というけれど、もしかして自殺なのかしら?とふっと思った。
でももしそうだとしたら同じような事を思っている人は沢山いるんだ。もっともっと想像もできない位繊細で深刻な人々が。
人間考えている事はたいして変わらないってだんだん分かってきました。
自分が特別でも劣っているのではなくて、深刻度の程度はあるけれどこの季節落ち込む人は沢山いるんだ。
だから今真新しい制服だって数年後にはヨレヨレになってさらに数年後には私と同じような事思うのよ。


家のベランダのビオラちゃんは何にもしないのに毎年勝手に育って花を咲かせます。
それはそれは長い間、雪の日も風の日もいつでも満面の笑みのビオラちゃん。
今はもう大分元気が無くなってきたけどそれでも太陽の光を沢山浴びていつだって輝こうとしているから健気でたまらない。
だから私も色褪せてだれも振り向かなくても勝手に笑っているようなたくましいビオラちゃんを見習って、
、誰からも求められていなくても勝手にやり続ける、そんなビオラちゃんのようになりたいです。
posted by kyoko at 14:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする