2013年02月12日

余寒お見舞いもうしあげます

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日々の落書きの絵をこちらにアップしました。http://kyokohirota.tumblr.com/
お時間のある的にでも覗いて頂けたら嬉しいです。


あけましておめでとうございます。
2月10日が旧正月だと聞いて、新年の挨拶もままならなかったので今更ながらおめでとうございます。
新年始まって1ヶ月半位たちましたが、この短い期間で私の周りばかりがウヨウヨとざわめく怒濤のような日々でした。
私は毎日変わりなく自分の仕事をこなし寝て食べて息をしているだけなのだけど、考えなければならない事、ショックで落ち込むような事が、私が生きていない世界からやってきました。
それは同時に1人ではないという事だから人との関わり合いが多くなればなるほど心配事も多くなる事なんだと思います。

そして今年から初詣のお願い事は「世界中の人が幸せで笑顔の絶えない世の中になりますように」とお願いする事にしました。
初詣の行列を見ていたら、神様も一人一人のお願い事なんて一々覚えていられないだろうし、周りの幸せがなければ自分の幸せも来る筈がないのだから全ての人が単純に「世界中の人が幸せになりますように」と祈れば神様も「お〜皆がそういうのなら」と考え直し素晴らしい世の中になるのではと思うのです。

皆が幸せになるなんて不可能かもだけど、意外にもヒントは映画の中にありました。
70年代の映画「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」。
私はこのモードという79歳のおばあさんがとても好きです。
人の車を勝手に乗ったり、白バイを盗んだり決まりのない自由な人です。
何かを所有するという事を皆がやめれば皆幸せになるという考えの人です。
だからハロルドが「愛している」とおばあさんのモードに指輪を渡すのですが、モードはすかさず指輪を海に放り投げます。そしてモードは「これで永遠になくならないわ」と言います。
このシーンが大好きで、私もこんなおばあさんになりたいと思いました。
所有欲がなくなれば争いもなくなり、みんな幸せになるのではないかしら?
試しに半年だけ日本の人が「いっせいのせ」で所有欲をなくしたらどんな世界になるだろう?
そう思うと少しだけワクワクします。

という私もこの消費社会の奴隷なのです。
生きているうちになんとかこのモードの境地にいきたいです。


posted by kyoko at 03:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月10日

お仕事の絵です。

別册文藝春秋『ナイルパーチの女子会』柚木麻子さん著の扉絵を描きました。
30代女子のドロドロした人間関係を描いたこの小説がとても面白くて、とても好きな文章なのでドキドキしながらすっかり一読者になり読んでいます。
どんな年代でも人間関係は難しくて、自分では当たり前の距離感が相手にとってはズカズカと入ってくると感じたり、誤解を解こうと言葉を重ねれば重ねる程相手が離れていったり、そういう事は女性はきっと誰にでもある話なので『女子あるある』的なお話でもあります。

そして私の好きな少しホラー的文章、
「昭和生まれの掃除機はまるで、大きな鳥の遺骸のようだと思う」
「黒いコードがひゅるひゅると吸い込まれる様も飛び出した腸が戻っていくみたいでグロテスクだ」
「茶こしの中のあられが水死体のごとくふくれあがっていた」

という表現が、不吉な予感で胸が高まり、怖いもの見たさのワクワク感でページをめくります。

2回目の絵
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3回目の絵
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(1回目の絵はこちらです)

これからおこる不吉な予感が少しでも感じられたらと思い描きました。
文章を絵にするのは本当に面白いです。
小説を読むのって私にとっては、脳内に映画上映している感覚です。
なので映画のポスターを想像します。
作家さんだったらどんなポスターが良いだろうと想像しながら描きました。
正解はないけれど、もっと素敵な絵が描けるようになりたいです。

小説は益々ひっくり返る程面白くなってきましたのでご興味がある方は是非お手にとり読んでみて下さい。




posted by kyoko at 03:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする